新型インフルエンザワクチンの接種に当たって
〈国内産ワクチン〉

1. 新型インフルエンザワクチンについて
新型インフルエンザワクチンは、免疫をつけ死亡者や重症者の発生をできる限り減らすことを目的に接種するものです。今シーズンに使用されるワクチンは、季節性インフルエンザ(A/H3N2、B)と新型インフルエンザ(A/H1N1)の株が混合された3価ワクチンと、昨シーズン使用した新型インフルエンザ(A/H1N1)ワクチンです。

2. 有効性・安全性について
国内産の新型インフルエンザワクチンは、季節性インフルエンザワクチンと同じ製造方法で作られており、同様の有効性・安全性が期待できます。現在、国内で使用されている季節性インフルエンザワクチンの効果については、重症化や死亡の防止について一定の効果注がありますが、感染防止に対しては効果が保証されるものではありません。また、極めてまれではありますが、重篤な副作用も起こり得ます(「6.副反応について」参照)。

3. 用法・接種間隔について
13歳以上の方は皮下に1回注射します。また、13歳未満の方は免疫効果を考慮して1〜4週間(4週間おくことが望ましい)の間隔をおいて皮下に2回注射します。なお、13歳以上で著しく免疫反応が抑制されている方は、医師の判断により2回注射することがあります。本ワクチンを接種する前に、生ワクチンの接種を受けた方は通常27日以上の間隔を、不活化ワクチンの接種を受けた方は通常6日以上の間隔を、それぞれ空けて本ワクチンの接種を受けてください。

4. 接種を控えるべき方について
次のいずれかに該当すると認められる場合には、予防接種を受けることができません。
(1) 明らかな発熱がある方
(2) 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
(3) 過去にインフルエンザワクチンの接種を受けて、アナフィラキシーを起こしたことが明らかな方
(4)上記以外で予防接種を行うことが不適当な状態であると医師に判断された方

5. 接種上の注意について
次のいずれかに該当する方は、健康状態や体質等を医師にしっかり伝え、よく相談した上で接種を行ってください。
(1) 心臓病、呼吸器の病気(気管支喘息を含む)、腎臓病、肝臓病、血液の病気、発育障害等の基礎疾患を有する方
(2) 予防接種を受けた後に、2日以内に発熱、発しん、じん麻疹などのアレルギー症状を疑う異常がみられた方
(3) 今までにけいれんを起こしたことがある方
(4) 過去に免疫不全の診断がなされている方及び近親者に先天性免疫不全症の方がおられる方
(5) 本ワクチンの成分又は鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のもので皮膚に発しんが出たり、体に異常をきたすなどのアレルギー反応を起こすおそれのある方
※ワクチン接種当日は、過激な運動は避け、接種部位を清潔に保つとともに、接種後は体調管理をしっかり行ってください。また、局所の異常反応、体調の変化、高熱、けいれん等の異常な症状を起こした場合には、速やかに医師の診察を受けてください。

6. 副反応について
季節性インフルエンザワクチンでは副反応として、局所反応(発赤、腫脹、疼痛等)、全身反応(発熱、悪寒、頭痛、倦怠感、嘔吐等)がありますが、通常2〜3日で消失します。そのほか、まれにショック、アナフィラキシー様症状、急性散在性脳脊髄炎、ギランバレー症候群等も重大な副反応としてまれに報告されます。なお、局所の異常反応、体調の変化、高熱、けいれん等の異常な症状を起こした場合には、速やかに医師の診察を受けてください。

7. 重篤な副反応発生時の救済制度について
今回の新型インフルエンザワクチン接種を受けた方が、ワクチン接種によって重篤な副反応が発生した場合は、医療費及び医療手当等、予防接種法の定期予防接種に準じた一定の給付を行う制度があります。

岡崎市・幸田町



















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